台風7号の影響が心配されましたが、2023年8月13日(日)・14日(月)の2日間無事にサイバーセキュリティTOKYO for Juniorを開催しました。中学生17名がIoTセキュリティ脅威と、必要な対策を学びました。
初日は、本校客員教授/株式会社アールジェイ代表取締役の石田淳一氏による講演「セキュリティと倫理」が行われ、中学生とその保護者が聴講しました。講演は情報モラルやネット犯罪、倫理に関する内容で、参加者は熱心に聞いていました。講演の後のアイスブレイクで受講生同士が打ち解けてからハンズオンが始まりました。まずインターネットにつながったIoT機器をターゲットとしたサイバー攻撃の実事例を調査し、その被害と対策について学びました。そして、私たちが生活する上で欠かせない社会インフラがIoTで維持管理されており、IoTセキュリティが重要であることを学びました。午後はRaspberry Piを用いて、Linuxの基本的なコマンドを学びました。最後にUSBカメラをRaspberry Piに接続して、ネットワーク接続された監視カメラを構成しました。
二日目は、情報処理推進機構(IPA)が公開している情報セキュリティ10大脅威2023 (個人)の中で身近な項目について触れ、個人ができるサイバー攻撃対策を学びました。特に、パスワードに使用する文字の種類や文字数を増やすことで強固なパスワードが作成でき、さらにパスワードの強度をたかめつつ覚えやすいパスワードを作成できるパスフレーズについて学びました。最後に、仮想の街のインフラ(水道・電気・ガス等)をサイバー攻撃から守る競技を通じて二日間の振り返りを行いました。
クロージングでは、受講生全員に修了証が授与されました。
サイバーセキュリティTOKYO for Juniorの開催にあたり、ご後援いただきました以下の企業・団体の皆様に御礼申し上げます。
東京都、警視庁、独立行政法人情報処理推進機構、国立研究開発法人情報通信研究機構、中央職業能力開発協会、一般社団法人高度ITアーキテクト育成協議会、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会、一般社団法人日本コンピュータセキュリティインシデント対応チーム協議会、特定非営利活動法人デジタル・フォレンジック研究会、特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会、株式会社アールジェイ、アライドテレシス株式会社、アルテリア・ネットワークス株式会社、株式会社インテック、SBテクノロジー株式会社、NECセキュリティ株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー、エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社、株式会社FFRIセキュリティ、株式会社オプティム、キヤノンITソリューションズ株式会社、ゲヒルン株式会社、CompTIA 日本支局、株式会社サイバーエージェント、株式会社サイバーディフェンス研究所、さくらインターネット株式会社、株式会社シーアイエー、ジェイズ・コミュニケーション株式会社、株式会社スカイアーチネットワークス、株式会社セキュアサイクル、株式会社セキュアスカイ・テクノロジー、セコムトラストシステムズ株式会社、大日本印刷株式会社、株式会社ディアイティ、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社ディーゴ、トレンドマイクロ株式会社、株式会社日本レジストリサービス、株式会社ハートビーツ、パナソニックホールディングス株式会社、東日本電信電話株式会社、フォーティネットジャパン合同会社、株式会社富士通エフサス、富士電機ITソリューション株式会社、株式会社ブロードバンドセキュリティ、三井物産セキュアディレクション株式会社、株式会社ユービーセキュア、株式会社ラック、株式会社リクルート