サイバーセキュリティTOKYO for Juniorを実施しました。

20名の中学生を対象に9月23日と24日の二日間、サイバーセキュリティTOKYO for Juniorを開催しました。
情報セキュリティ技術者育成プログラム履修生が企画、シナリオ作成、システム開発、ネットワーク設計・構築を行い、当日は講師とチューターも務めました。

【一日目(9月23日)】
 最初に、保護者同伴で東京地方検察庁検事の徳竹敬一氏による講演「セキュリティと倫理」を聴講しました。
 ハンズオンの最初には、チームメンバーと打ち解けあうためにアイスブレイクを行いました。その後、情報セキュリティの重要性を学び、監視カメラで使用するRaspberry Piのセットアップを行いました。
Raspberry Piで動作するUNIX系OSの基本的なコマンドを学び、最後にUSBカメラ、サーボモーター、Raspberry Piを配線し、監視カメラを作製しました。スクリプトを実行して監視カメラを上下左右に回転させ、監視カメラが正常に動作することを確認しました。

写真01
「セキュリティと倫理」講師の徳竹氏
写真02
いよいよハンズオンが始まります
写真03
アイスブレイクでペーパータワー作製
写真04
高く積み上がったペーパータワー
写真05
メンバーで考えたチーム名の発表
写真06
突然発表を求められることも...
写真07
Raspberry Piのセットアップ
写真08
USBカメラの映像確認
写真09
サーボモーターの制御回路作製中
写真10
カーソルキーで監視カメラの向き変更

 

【二日目(9月24日)】
 二日目は、午後に実施する競技に先立ち、監視カメラへのリモートログインの方法、監視カメラの遠隔操作を修得しました。また、標的型メール攻撃についても学びました。
競技説明とチュートリアルを通じてゲームの一連の流れを体験し、その後に2時間の競技を行いました。ゲーム内容は、ある会社の監視業務を請け負っている子会社の社員として、親会社に設置された監視カメラを遠隔操作し、親会社に侵入した不審者を特定するものです。ゲームを通じて、参加者はセキュリティ対策を体験しました。最後にゲームの個人成績とチーム成績が発表されました。
クロージングでは、副校長より受講生全員に修了証が授与されました。

写真11
別室(親会社)にある監視カメラにログイン
写真12
別室(親会社)の監視カメラ
写真13
標的型メール攻撃で届いたメール文面を確認中
写真14
競技のチュートリアル
写真15
監視カメラを操作して親会社の不審者を発見
写真16
競技中の様子
写真17
競技システムが稼働しているサーバ
写真18
サーバとネットワークを常時監視
写真19
もうすぐ競技終了
写真20
競技の最終結果(個人成績)
写真21
競技の最終結果(チーム成績)
写真22
全員に修了証が授与されました

 


 ご後援いただきました以下の企業・団体の皆様に厚く御礼申し上げます。

東京都、警視庁、独立行政法人情報処理推進機構、特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会、株式会社インフォセック、株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー、株式会社FFRI、株式会社オプティム、ゲヒルン株式会社、株式会社サイバーディフェンス研究所、株式会社シーアイエー、セコムトラストシステムズ株式会社、ソフトバンク・テクノロジー株式会社、大日本印刷株式会社、株式会社ディアイティ、株式会社ディーゴ、デロイト トーマツ リスクサービス株式会社、トレンドマイクロ株式会社、株式会社日本レジストリサービス、株式会社ハートビーツ、パナソニック株式会社、東日本電信電話株式会社、フォーティネットジャパン株式会社、富士通株式会社、株式会社富士通エフサス、富士電機ITソリューション株式会社、三井物産セキュアディレクション株式会社、株式会社ラック